建設業許可『技能検定』ってなに?

※この記事はこれから建設業許可を取りたい方、許可を持っている方に向けての記事です。
日々沢山の建設業許可取得のお問い合わせを頂きますが、面談や電話で建設業許可の『専任の技術者』についてヒアリングをしているとたまに「技能検定」とは何か質問を受けます。
(専任の技術者については『建設業許可を取りたい方は必須!専任の技術者の証明資料とは?』をご覧下さい。)
以前の記事にも書いたとおり、資格を持っている方や実務経験を証明できる方でなければ専任の技術者にはなれません。
そして、せっかく実務経験があっても証明資料(都道府県により異なります)を用意できなければ、専任の技術者にはなれないのです。
では実際に技能検定とはどんな資格か見てみましょう。
技能検定パンフレット(厚生労働省HPより引用)
厚生労働省が実施している国家検定なんですが、126もの職種の技能レベルを判定する試験です。
126職種といっても、その中で建設業許可で専任の技術者の資格として認められる試験は限られているので、受験前に必ず確認しましょうね。
専任の技術者になれる資格一覧(国土交通省HPより引用)
※2ページ目の『職業能力開発促進法』が技能検定です。
特級・1級・2級・3級・単一等級とありますが、建設業許可では1級・2級(2級は合格後1年以上(平成16年4月1日以降の合格者は3年以上)の実務経験が必要)に合格して、合格証書が届けば晴れて専任の技術者としての要件が満たされます。
注:合格通知のはがきだけではダメですよ!
そして、受験には資格があります。
技能検定の受検に必要な実務経験年数一覧(厚生労働省HPより引用)
表を見ると分かる通り、ある程度実務経験が必要になりますね。
ですが、建設業者で働いていて実務の知識があるなら挑戦してみてはいかがでしょうか?
今年度の受験申し込みは終了していますが、もう少ししたら来年度の受験申し込みが始まります。
また、すでに建設業許可を持っている業者さんも、従業員の方に受験をお勧めされてはいかがでしょうか?
人材開発支援助成金の対象でもあるので、ぜひご検討下さい。
行政書士法人GOALでは助成金についてのご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さいね!