資金調達の成功事例!2.5億超調達のMiddleFieldから学ぶスタートアップの融資成功の秘訣とは?

弊社のお客様で大型の資金調達に成功したスタートアップの事例があります。
そのひとつ、最近2.5億を調達したMiddleFieldさんの事例を、関連記事を交えながらご紹介します。

MiddleFieldとは?

MiddleFieldは、「車を最高のエンターテイメントに」をミッションに、カスタムパーツやチューニングカーに特化したカタログメディア「Garage」や、クルマ・バイクをもっと楽しくするメディア「Motorz」を運営するスタートアップです。
クルマやバイクのカスタムパーツのプラットフォームを創る事業を展開しています。

行政書士法人GOALで日本政策金融公庫をはじめとする複数の金融機関からの融資をサポートし、創業2期未満ながら2,000万円超を調達しました。

「Garage」は今までネット上で探すのが難しかったカーグッズやチューニングパーツ、カスタムカーからレーシングカーまでの情報を集約し、インターネットを通じて事業者様、ユーザー様に情報提供〜販売、部品の取り付けまでをサポートするカスタム・チューニングカーに特化したカタログメディアです。
Garage _ あなただけのクルマの楽しみ方が見つかる。


日本の車・バイク、レース業界の正しくて面白い情報を集め、その魅力を日本中に世界中に届けたい。「車・バイク、レースに関わる人々と一緒に創り上げる、ファンを増やすメディア」
を目指します。素晴らしい物が多いから伝えたいし、世界中に自慢出来ると確信しています。
クルマ・バイクをもっと楽しくするメディア – Motorz

その後、融資を活用して開発や営業を進め、フェムトグロースファンド2.0投資事業有限責任組合からさらに2.5億の調達に成功しました。

カスタムカーのパーツカタログ「Garage」運営がフェムトから2.5億円調達、アフターパーツ市場のプラットフォーム目指す

MiddleFieldの資金調達が成功したわけ

MiddleFieldがいかにイケているかは、同社が運営する各サイトや関連記事を読んでいただくとわかるので、ここでは現時点までの資金調達が成功した理由を、融資という側面から分析してみたいと思います。

同社の資金調達が成功した理由(融資面のみ)をまとめると次のようになります。

  • 最初の融資に創業から早いタイミングで取り組んでいた
  • 出資を受けた実績を融資のレバレッジにできた
  • 融資を受けたことで投資ラウンドにゆとりを持って臨めた
  • とにかくPDCA

最初の融資に創業から早いタイミングで取り組んでいた

MiddleFieldは、少額ではありますが、創業してすぐに融資を受けていました。
少額ながら返済実績を作っていたことによって、次の融資をより大きな金額で行うことができた事例です。
下記記事のように、2期を迎えると決算書での評価になってしまい、(赤字がほぼ確定している)開発中のベンチャーにとってはかなり厳しい状況になりますが、その前に融資を申し込んだこともひとつの要因だと考えます。

いつやるの?スタートアップが融資を受けるべきタイミング

出資を融資のレバレッジにできた

MiddleFieldは朝日新聞アクセラレータープログラムを通じてCVC朝日メディアラボベンチャーズから出資を受けるなどしていました。

株式会社の場合、資本金を自己資金と評価してもらえます。
出資の後は資本金が厚くなっており、融資に取り組むにはいいタイミングと言えます。

その出資を溶かして開発を進めていたので、融資申込時にキャッシュリッチということではありませんでしたが、資本金が厚くなったということと、出資を受けたということで第三者も評価している事業だということが、審査においてプラスとなりました。

融資を受けたことで投資ラウンドにゆとりを持って臨めた

同社CEOの中山さんと一緒に海鮮丼を食べているときに、まさにこのことを言っていました。上記の2.5億円のラウンドの際、

  • キャッシュアウトを回避できたので(その点では)落ち着いてラウンドできた
  • 融資により運転資金を確保でき、キャッシュリッチな状態で交渉できた

とのこと。

エクイティ優先でも、スタートアップが融資”も”やるべき5つの理由

とにかくPDCA

ご相談頂いた時点で事業計画がしっかりしていて、がっつりとPDCAを回してきたことがうかがえました。

それもそのはず。
スタートアップ支援に特化したシードアクセラレータ、REALITY ACCELERATORのReality Programに参加し、強力なメンタリングを受けていたのです。

リアリティプログラムという『レベル上げ』シードアクセラレータプログラムで本当にアクセラレートした話

その他にもStarBurst(旧Supernova)という起業家コミュニティーにも参加し、メンタリングやDemoDayなどでビジネスモデルを磨いたものと思われます。
そうして練り上げた事業計画を、弊社とともに融資用にアレンジした結果、金融機関にとっても説得力のあるものになりました。

VCなのか?銀行なのか?スタートアップの事業計画書は出す先によって修正が必要!

まとめ

融資⇒出資⇒融資⇒出資の順番でトライしたことも重要なファクターかもしれません。
それぞれの調達を次の調達のレバレッジにしながら、トータルで3億超以上調達したMiddleField。

同社の経営者は人柄もよく、自然と人が集まってくる印象です。
資金調達のテクニカルな部分よりも、外部リソースの助けを借りながら実直にPDCAを回し、人をうまく巻き込みながら成長し続けていることも、間違いなく現時点での資金調達成功の理由のひとつです。

こうして、起業家がアクセルを踏むための支援ができること、アクセルを踏んだ起業家があっという間に遠くに行ってしまうこと、これらは弊社にとって大きな喜びです。

MiddleFieldはどこまで加速するのでしょうか?
今後が楽しみです!!

投稿者プロフィール

若林 哲平
若林 哲平
融資・補助金を軸としたスタートアップ支援を専門とする行政書士。認定支援機関として、日本政策金融公庫と連携し、多くの起業家の支援を行う。特にNPO法人職員の経歴を活かしたソーシャルビジネスの立ち上げと資金調達には定評がある。