建設業で働く女子について専門家視点で考えてみた

  • 私は建設業全般を担当している、行政書士(女)です。
    今日は女性目線で建設業の女性について書きたいと思います。

国をあげて取り組んでいる建設業の人手不足緩和

平成27年に5年以内に女性技術者・技能者を倍増させようというプロジェクトが始まりました。

平成27年に発表された建設業者における女性の割合は、全体でたったの13%!
非常に少ないですよね。
しかも、そのうちのほとんどが現場ではなく、事務を担当している社内勤務だそうです。
実は私は以前、建築・土木資材メーカーで営業をしおり、現場で使う材料を販売していたので、当時はよく工事現場に行っていました。
いくつもの現場に出向いていましたが、思えば女性が現場にいたことは殆どありませんでした。

ですが、大学の建築学部等に入学する女性は年々増加していて、学科によっては男女同数にもなるようです。
建設業に何らかの希望を抱いて進学する女性は沢山いるんです。

ではどうして女性が少ないのでしょうか?

建設業で女性が少ない理由

  • そもそも女性の雇用が少ない
  • 長時間勤務や現場の環境(トイレやロッカー等)が女性向けになっていない
  • 産休・育休制度が完備されていない

確かに体力も筋力も男性より劣る女性にとって、長時間勤務は大変ですし、着替えをするにも男性のようにパッと車内で済ませることもできません。
そして、妊娠・出産によって現場復帰が難しくなるケースもあります。
企業としても色々と気を使う女性より男性の方が気楽と思われることもあるでしょう。

私自身も、当時不満に思っていたことがありました。
それは、ヘルメットがでかい・作業服や安全靴の種類が少ないということでした。
最近は女性用のものもだいぶ増えてきたようですが、私が現場に行っていたころは女性用はとても少なく、ヘルメットをかぶると顔が半分くらい隠れてしまっていました(汗)
逆に危険度が増しているのでは!?と思ったことも1度や2度じゃありません。

ですが、逆風の中建設業に飛び込む女性たちには共通点があるんです。

『明確な目標がある』そして『意思が強い』

同じ女性として本当に憧れてしまいます。

また、最近ではワーキングマザーが当たり前になってきていますよね。
時短勤務であっても時間内に仕事を終わらせるどうしたら良いかを、男性より切羽詰った状態で考えていることが多いので長時間労働の上位の常連になっている建設業において、男性とは違う目線で作業の効率化を図れるような可能性も秘めているのでは?と思います。

厚生労働省の取り組み

厚生労働省では、女性や若者が建設業に入社しやすくする為の環境を創るための助成金制度を設けています。

こうした国からの後押しもあって、大手ゼネコンでは職場環境の改善に着手し、成果を挙げているようです。
大手ゼネコンだけでなく、日本全国の建設業者に浸透してもらいたいですね。

もちろん女性や若者の雇用や育成以外にも沢山の助成金が用意されています。
ぜひ自社で受給できそうな助成金があるか確認してみてはいかがでしょうか?

あと3年足らずで女性技術者・技能者を倍増させることができるか分かりませんが、女性が活躍できる場がもっともっと増えることを心から願っています。

投稿者プロフィール

小林佐苗
北海道旭川市出身 建設業関係全般を扱う行政書士です。
元建築・土木資材メーカーに勤務していた経験を活かして、日々業務に励んでいます。
好きなものは神社・じゃがいも・スイーツ
いつか熊野古道を制覇したいと思っています。