今さら聞けない!事業計画書が必要な3つの理由

ドラマ半沢直樹で、半沢の同僚の近藤が、出向先の社長に事業計画を作るように訴えるシーンがありました。社長は「事業計画なんて必要ない!」と近藤を一蹴。
近藤がドンヨリするというシーン・・・

さて、本当に事業計画書は必要ないのでしょうか?

確かに一定業歴のある会社の運転資金の融資であれば、決算書を出せば特に事業計画書を提出しなくても融資される例はあります。しかし、創業融資では必須です。

「なぜ事業計画書が必要なのか?」

その理由を理解しておくことは事業計画書を作る上でのヒントになるかもしれません。
整理してみたいと思います。

事業計画書が必要な3つの理由

事業計画書が必要な主な理由は次の3つです。

  • ビジネスプランを自分で検証するため
  • 融資申込に必要だから
  • 理解と協力を求めるため

では、それぞれを詳しく見ていきます。

ビジネスプランを自分で検証するため

事業計画書が必要な第一の理由は、自分のビジネスプランが本当に実現可能なのか、自分自身で検証するためです。

書き起こすことが重要

半沢直樹では近藤が出向先の社長に「事業計画を作りましょう!」と迫ったところ、その社長は自分の頭を指して「事業計画はここにある」的なことを言いました。

いうまでもなくそれでは意味がありません。

弊社の融資を申し込む際に、当然ながら事業計画書を作りました。
頭の中にあることを実際の事業計画書に落とし込んでいくと、頭の中で考えていただけでは見えなかった問題点や不整合、強みがクリアになっていきました。まさに課題の可視化です。
実際に書き起こしてみる、ということが非常に重要です。

融資申込に必要だから

単純に、金融機関に融資を申し込む際、必要書類として事業計画書が必要です。
たとえば、日本政策金融公庫の新創業融資の場合には「創業計画書」というフォーマットの事業計画書を作成する必要があります。


各種書式ダウンロード|国民生活事業|日本政策金融公庫

創業時は特に事業計画書の重要性が高い

決算を終えれば、主に決算書によって事業性が評価されますが、創業時は決算書がありませんので、事業の実現性や継続性・発展性については、事業計画書で評価されます。
創業融資においては、代表者の定性面と事業計画書で9割決まると言っても過言ではありません。

理解と協力を得るため

ビジネスがひとりで完結するのであれば、事業計画書は不要です。
しかし、金融機関をはじめ、ともに働くスタッフやアライアンス先、取引先、さらには出資者に対して、自分のビジネスに理解と協力を求める必要が出てきます。
その際に有効なのが事業計画書です。

誰に協力を求めるのかによって、出す事業計画書は異なります。
VCに出す事業計画書と金融機関に出す事業計画書は、方向性や重点ポイントが異なります。
どんな方向性で事業計画書を書けばいいのかは、下記の記事をご参照下さい。

投稿者プロフィール

若林 哲平
若林 哲平
・補助金を軸としたスタートアップ支援を専門とする行政書士。認定支援機関として、日本政策金融公庫と連携し、多くの起業家の支援を行う。特にNPO法人職員の経歴を活かしたソーシャルビジネスの立ち上げと資金調達には定評がある。