白石加代子×佐野史郎のお芝居【笑った分だけ怖くなるvol.2】を観てきた!

先週の週末、白石加代子さんと、佐野史郎さんのお芝居を地元のホールで観てきました。
自転車でぷらっと行ける距離だったので、子どもの世話をパートナーに頼み、1人でさくっと行ってまいりました。

白石加代子さんといえば、ひよっこの怪しい下宿マダムの役で出演された方。
佐野史郎さんといえば、、気持ち悪い役では右に出るものの無い・・役者さん(失礼?)

タイトルは「笑ったぶんだけ怖くなる」

 

怖くないですか?
このちらし、、、もう絵が十分怖いです。

舞台には、テーブルとイス、トルソーなど最小限の演出のみ。
今回、初めての経験だったのは、二人とも、台本を持っているんです。
朗読劇かと思えば、どんどん動き場面も変わり・・・。
そして、頻繁に登場人物をお互い交代してしまうという、演じる側はめちゃくちゃ大変そうなハイレベルなお芝居でした。

時折、白石さんがセリフを忘れて(もしくは忘れたという演技か?)、佐野さんが、ちょっとちょっととなったりとか、
何が本当なのか分からないというシュールすぎる演出。

原作も、よりによって私のトラウマ的作家「筒井康孝」の「乗越駅の刑罰」
朗読劇風なので、その文章のエグさが際立ち、、一瞬吐き気が・・・。
白石さん、76歳だそうですがこのセンス・・。
もう白石さんの存在自体が一番ホラー。

お二人とも、研ぎ澄まされたというか抑えた演技なのに、心底怖い。
(ちなみに、観劇している8割が会場柄ご年配の方で、、トータルでなんだか得も言われぬ雰囲気でした)

それにしても、10代でうっかり筒井康隆の作品をいくつか「読んでしまい」気持ち悪いもの見たさという悪趣味を身に着けてしまったのは、絶対に筒井康隆のせいだと思う。

そして、今回観劇後に、ふと・・。
この気持ち悪い、見てはいけないもの、背徳、無力感、内面をとことんまで覗き込まれるようなオッソロシー題材。
既に、筒井康隆の世界を飛び越えて、私たちのリアルのほうが十分に気持ち悪い事件が起きまくっていることにまた気づき、ぶるぶると自転車で帰宅したのは、きっと寒かっただけじゃない・・はず。

ぜひ観てね!と気軽には言えない、言ってはいけない、、。でももし機会があったら、、覗いてみてください。
怖いもの見たさで。

投稿者プロフィール

白石 華都
白石 華都
GOAL MAGAZINE/広報
東京都生まれ、岡山育ち。在宅勤務と小学生・幼稚園児の子育て中。補助金申請やNPO/社団設立の書類作成の傍ら、GOAL MAGAZINEの運営に取り組んでいる。家族で日本のお城をめぐったり、キャンプでたき火をじっと眺めたりするのが癒し。